阿図什市阿湖郷就職起業基地で、マイクロイヤホンの生産加工作業に取り組む女性従業員(撮影・焦鵬)。
新疆維吾爾(ウイグル)自治区克孜勒蘇柯爾克孜(クズルス・キルギス)自治州阿図什(アルトゥシュ)市阿湖郷就職起業基地の工場では20日、作業する人々が忙しく立ち働く光景がみられた。ここでは阿湖郷に住む200人以上の女性従業員が、マイクロイヤホンの製造に取り組んでいた。11プロセスからなる作業工程が秩序よく進められており、1日あたりの生産量は10万個に達している。新華網が伝えた。
工場で働く女性従業員の月収は、1081元(1元は約15.7円)から2500元までさまざまで、村では毎月、生産量が多く、皆勤だった従業員に対して報奨金を給付している。
また村では、彼女たちに昼食と送迎バスを無料で提供している。さらに師範学院の卒業生を雇用して幼稚園を開設し、女子従業員の子供たちを受け入れている。
仕事に出るための悩みが解消されるだけでなく、所得も増えることで、女性従業員らの仕事に対するモチベーションは大いに高まり、作業の各プロセスで、多くの有能な従業員が生まれている。メンブレン取付チームに所属する熱迪古麗・艾尼さんは、工場のエースであり、1日に1100個のメンブレンを取り付けるスキルを身につけており、彼女の給与は、全従業員の中でもトップクラスにある。分線チームに所属する海熱古麗・阿巴提さんは、とても勤勉で、多い時には1日に110枚の分線作業を完了させることができる。阿湖郷の女性従業員たちは、自宅近くで安定した職に就き、収入が得られる仕事と家の面倒を見ることを両立させ、心穏やかで幸せな日々を送っている。(編集KM)
「人民網日本語版」2020年10月22日