共同記者会見で握手するトランプ米大統領(右)と安倍晋三首相=7日午後2時28分、ワシントンのホワイトハウス、岩下毅撮影
安倍晋三首相は7日午後(日本時間8日未明)、トランプ大統領との日米首脳会談後の共同記者会見で、拉致問題の解決に向けた日朝首脳会談の開催に強い意欲を示した。一方、トランプ氏は金正恩朝鮮労働党委員長との米朝首脳会談で拉致問題を提起する考えを表明。ただ、現段階で具体的な進展は見通せていない。
特集:米朝首脳会談
両首脳による会談は7回目。日本政府によると、今回はワシントンのホワイトハウスでペンス副大統領、河野太郎外相を交えた会談が45分、その後にワーキングランチが55分あり、計約1時間40分行われた。会談後、両首脳はそろって共同記者会見に臨んだ。
安倍首相は「拉致問題は最終的に、私と金正恩委員長の日朝間で解決しなければならないと決意している」と強調。その前提として「首脳会談を行う以上は、北朝鮮の核・ミサイル、重要な拉致問題の解決につながることが極めて重要だ」と述べた。
懸案が解決した場合に日本がと…