22日の沖縄大会準決勝で糸満に2―6で敗れた北山(ほくざん)は、本島北部の今帰仁村(なきじんそん)にある公立高校だ。3年生は6人で、先発メンバーには2人しかいない、2年生主体のチーム。五回までは互角だったが、六回に集中打を浴び、八回に2点をかえしたものの及ばなかった。
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津山監督は「前半のチャンスで点が取れなかった。実力不足だった」と振り返った。6人の3年生については「試合に出られなくても、後輩たちのためにやってくれた。格好いいな、と思う。3年生の存在は大きかった。感謝です」と話した。
主将の3年生新城(あらしろ)は「チーム一丸となって、最後の最後まで諦めずにやれた」。チームは38年ぶりのベスト4。「試合に出られず悔しい思いもあったが、出ているメンバーに思いを託していた。みんなよくやってくれた」と話した。(伊東聖)