第100回全国高校野球選手権記念大会に出場する興南(沖縄)は9日の第4試合(午後3時半開始予定)で土浦日大(茨城)と戦う。興南の我喜屋優監督と土浦日大の小菅勲監督に意気込みなどを聞いた。
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――相手校と、その地域の特性などの印象は
我喜屋 伝統もあるし、練習から自主性を重んじたチームづくりをしている。甲子園に来るチームなので投手、打者もいいのは当たり前。対策をしたい。
関東は野球王国。伝統のライバル校も多いし、切磋琢磨(せっさたくま)してやっている。沖縄は島国だから、大きなものに向かっていく感じ。大きな地域を勝ち抜いてきたチームには圧力を感じる。
小菅 伝統校中の伝統校。春夏連覇もしている。野球だけでなく人間力を磨いて臨ませている印象。後輩の指導者として勉強させてもらっている。
沖縄出身の選手が関東などで活躍している。逸材がたくさんいて、練習でも伸びやかでスピーディー、パワフルな印象がある。
――鍵を握る選手は
我喜屋 相手はピッチャーと1番打者が非常にいい。自ら崩れないのが先決。奇策はありません。
小菅 同じくトップバッターの根路銘君は数字を残しているので警戒しないといけない。野球は全員でやるものなので全員が大事。
――初戦の意気込みを
我喜屋 甲子園だから魔物がいるかもわからないが、それをうまくコントロールしながら最後まで戦い抜く野球をしたい。
小菅 勝ち負けは結果なので、まずは地方大会でやってきたように、のびのびと野球を楽しんでほしい。(宮野拓也)