(高校野球沖縄大会決勝 興南5―0糸満)
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興南は、2年生左腕宮城が2安打完封で2年連続の甲子園出場を決めた。先発に8人右打者をそろえる糸満に対し、鋭く内角を突く投球がさえた。
昨夏の甲子園では智弁和歌山に6点のリードを奪いながら逆転負け。先発した宮城は「内地のチームはこちらのミスに乗じて簡単に点をとる。スイングが全然違った」と衝撃を受けた。やり返す術(すべ)は「内外角の制球」と感じ、磨いてきた。
ちょうど半世紀前の50回大会で4強入り。本土復帰前で「興南旋風」と言われた。当時の主将だった我喜屋監督自身も「100回大会に出場したい気持ちはどこよりも強かった」。2010年に春夏連覇を果たした強豪校は、昨年より投手力アップで記念大会に臨む。(堀川貴弘)