(2日、高校野球沖縄大会 北山3―0那覇)
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沖縄大会5日目の2日、コザしんきんスタジアムでの第3試合、北山(ほくざん)―那覇では始球式があり、北山の女子部員上間彩花さんがマウンドに上がった。
日本高野連の規定で選手登録はできないが、男子部員と一緒にずっと練習に取り組んできた。3年生で唯一、ベンチから外れ「背番号をもらえなかったときは悔しかった」。それでも気持ちを切り替えた。津山嘉都真(かずま)監督も「いつも大きな声を出して、部員も『彩花が頑張っているから』と刺激になっている」と話す。
この日はストライク投球。「たくさんの人、特に同級生に支えてもらった感謝の気持ちを込めて投げました」と話した。
第3シードの北山は、背番号11の金城和尋投手が、那覇打線を2安打に抑え、9奪三振で完封し、3―0で快勝した。スタンドから声援を送った上間さんは「最高。勝ち進んで必ず甲子園に行きたい」と声を弾ませた。(伊東聖)