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断熱材引火、昨年に別現場でも ビル火災の安藤ハザマ

作者:佚名  来源:本站原创   更新:2018-7-28 13:29:52  点击:  切换到繁體中文

 

東京都多摩市の建設中のオフィスビルで5人が死亡した火災で、施工者の中堅ゼネコン「安藤ハザマ」(東京)が昨年、別の現場でも同じ原因とみられる火災を起こしていたことが分かった。27日、同社の福富正人社長らが記者会見を開き、明らかにした。


東京・多摩の建築現場で火災 5人死亡、約25人が重傷


床の隙間に火花、階下の断熱材に引火か 多摩ビル火災


同社などによると、昨年6月、東京都江東区の工事現場で、下請けの作業員が鉄骨をガスバーナーで切断した際、火花が断熱材のウレタンに引火。約5千平方メートルが焼け、作業員1人が全身やけどの重傷を負った。


これを受け同社は、現場で火を使う際、周囲を不燃シートで覆ったり初期消火用にバケツの水を用意したりするなど、六つのルールを定めた。社員や下請け業者も含めて現場での朝礼などで周知し、下請け業者が変わる際には説明の場を設けていたという。同社は「過去の件にも触れて火災の怖さを伝えていたが、こういう結果になってしまった」と謝罪した。


今回、下請けの作業員2人が地下3階で鉄骨をガスバーナーで切断した際に出た火花が、地下3階下の免震階天井のウレタンの断熱材に引火した疑いがある。1人が切断、もう1人が火花を水で消す役割だったという。同社は、周囲に不燃シートを敷いていたと説明しているが、捜査関係者によると、地下3階の床の一部に隙間があったという。警視庁は、この隙間から火花が落ちて、引火した可能性があるとみている。


警視庁は27日、死亡した5人のうち4人の身元を明らかにした。いずれも下請けの作業員で、捜査関係者によると、一酸化炭素中毒で亡くなった可能性がある。負傷者は38人で、重傷者を含む25人が入院した。


4人は、東京都の栗原功至さん(52)▽菅野俊規さん(44)▽沢田俊治さん(49)、神奈川県の岩本靖雄さん(51)。もう1人は60代後半の男性とみて確認を進めている。栗原さんと菅野さんは地下3階、沢田さんと身元不明の男性は免震階、岩本さんは屋上から救助されたが、搬送先で死亡が確認された。


同庁は同日、現場の実況見分も行った。引き続き、防火態勢に問題がなかったか、業務上過失致死傷の疑いで調べる。東京労働局も労働安全衛生法などに基づき職員8人で現地調査した。



 

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