東京電力福島第一原発事故後に休業していたスポーツ施設「Jヴィレッジ」(福島県楢葉町、広野町)が28日、約7年4カ月ぶりに再開する。
東京ドーム10個分の敷地内には、5千人収容のスタジアムや全天候型練習場のほか、天然芝と人工芝のピッチが計9面整備される。28日はまずピッチ6面が開放され、来春に全面オープンする。
日本初のサッカーナショナルトレーニングセンターとして1997年に開業。原発事故後は収束作業の拠点となっていたが、芝生を植え替えるなど復旧作業を施され、よみがえった。
27日は報道関係者に施設が公開され、運営会社の上田栄治副社長は「復興の象徴となるよう頑張りたい」と話した。(杉村和将)