第100回全国高校野球選手権記念大会の地方大会は29日、東東京と南神奈川の2大会で決勝がある。
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南神奈川は、3年連続18回目の出場を狙う横浜と、初出場をめざす鎌倉学園がぶつかる。現チームでの対戦は昨秋、今春の県大会に続き3度目。昨秋は15―8で鎌倉学園が相手のミスを生かしてコールド勝ちしたが、今春は横浜が圧倒し、12―0でコールド勝ちした。
今大会のチーム打率は横浜の3割6分7厘に対し、鎌倉学園は2割9分7厘。互いに複数投手を抱えるが、横浜には板川、及川、万波といった力のある投手らがそろい、総合力では横浜が上だ。
鎌倉学園の強みは、勢いだ。今大会、毎試合、一回に得点してきた。決勝でも先手をとり、昨秋のように相手のミスを誘えれば面白い。
東東京では、2年連続3度目の出場をめざす二松学舎大付と初出場を狙う都立高の小山台がぶつかる。
甲子園経験者が残る二松学舎大付は、いい代謝が進んでいる。準々決勝の堀越戦では香山―山田の1年生バッテリーが先発。若い力を育てながら勝ち上がってきた。チームの総合力は高まっている。
一方、小山台はエース右腕の戸谷の出来にかかる。準決勝の帝京戦は抜群の制球力を見せ、2失点で完投。ただ、大会をほぼ1人で投げてきたため、疲れが心配だ。早めの援護がほしい。(小俣勇貴)