高校野球南神奈川大会は29日、横浜スタジアムで決勝があり、横浜が初優勝を目指す鎌倉学園を7―3で破り、3年連続の夏の甲子園を決めた。横浜の4番・万波中正(まんなみちゅうせい、3年)が先制の2点適時二塁打と特大の2点本塁打を放つなど、打撃で活躍した。
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一回は1死一、二塁から中堅フェンス直撃の二塁打で2点。さらに三回は無死二塁から、左翼席最上段に打球を運ぶ2ランを放った。鎌倉学園のエース小島和也(3年)のひざ元に落ちる低めの変化球を振り抜き、今大会2本目となる本塁打を、左翼席最上段へ。もう少しで場外、という当たりだった。
規格外のパワーで1年夏の甲子園でもベンチ入りした万波だが、今大会前は打撃不振が続いた。1次登録ではベンチ入り選手から漏れ、登録選手変更でぎりぎりのメンバー入り。背番号は「13」だ。それが、4回戦から4番に座ると、準々決勝では今大会の初アーチを放ち、3安打5打点と活躍した。
万波は投手としても九回に救援登板したが、1死も取れずに降板。最後は左腕の及川が締めくくった。(波戸健一)