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春V・夏0勝の愛工大名電監督 攻撃重視「SKB47」

第100回全国高校野球選手権記念西愛知大会は28日、愛工大名電が5年ぶり12回目の夏の甲子園出場を決めた。倉野光生監督(59)は春の選抜を制したこともあるが、夏の甲子園は7回出て、未勝利。選手たちは「監督に勝利を」と士気を高めている。


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「まずは1勝したいです」。優勝後のインタビューで、倉野監督は話した。


1997年に監督に就任。2005年春の選抜大会で優勝するなど春は5回出場して12勝と輝かしい戦績を誇る一方、夏の甲子園では一度も勝てていない。12年夏には優勝候補の一角と目されながらも浦添商(沖縄)との初戦に4―6で敗れた。


これまでバントなど小技を駆使する攻撃スタイルが目立ったが、今大会は「甲子園では本塁打で一気に得点するチームが増えてきた」と方針を転換。昨秋以降は徹底した打撃練習や体作りで強打を磨いてきた。選手47人に掛け、倉野監督は「SKB(スーパー攻撃ベースボール)47」と今のチームを表現する。


今大会は7試合で本塁打9本含む106安打、64得点と圧倒的な打力を発揮し、頂点に上り詰めた。決勝で2本塁打を放った稲生賢二君(2年)は「甲子園で勝って監督に恩返ししたい。1勝だけじゃなく、どんどん勝ち進みたい」。(竹井周平)


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