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大阪桐蔭に大阪学院大が挑む 30日に全代表が出そろう

第100回全国高校野球選手権記念大会の地方大会は30日、西東京、北神奈川、北大阪、岡山の4大会で決勝があり、全56代表が出そろう。


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北大阪は選抜王者の大阪桐蔭に、夏の初出場を目指す大阪学院大が挑む。かつては江夏豊らが輩出した大阪学院大だが、最近は3、4回戦での敗戦が続いていた。この夏は1回戦の箕面東戦で九回に6点を奪って10―9と逆転勝ちしてから勢いに乗ったチーム。4回戦で、上位進出の有力候補だった関大北陽を6―3で下すと、そこから準決勝まで3試合連続で3点差以内の試合をものにしてきた。地力では大阪桐蔭が上回るが、終盤までくらいついて勝機を見いだしたい。


北神奈川は計算できる投手を複数擁するチーム同士の対戦。慶応は生井と渡部の左腕2人、桐光学園は右の谷村、左の冨田の継投が基本となる。桐光学園は準決勝で谷村を使わずに勝てたのが好材料。慶応は今大会、エース生井の直球が素晴らしい。両校とも、誰が先発するか、継投のタイミングはどこかなど、試合前から興味が尽きない。


西東京は日大三と日大鶴ケ丘の「日大対決」だ。どちらも得点力には自信を持つが、失点も多い。ある程度の点の取り合いは覚悟しつつ、守りのミスで余計な失点を減らした方が優位に試合を進められそう。


岡山は2年ぶり2回目の出場を目指す創志学園と3年ぶり2回目の出場を目指す岡山学芸館の顔合わせ。創志学園の右腕西は2年生ながらU18高校日本代表の1次候補に入る本格派。最速150キロに迫る直球、鋭いスライダーが武器で、準決勝では倉敷商を完封している。岡山学芸館としては、西がリズムをつかむ前の立ち上がりを攻め、1点でも2点でも先行して勢いに乗りたい。(山口史朗)


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