過労死問題に取り組み、企業のあり方に鋭い提言をしてきた関西大学名誉教授の森岡孝二(もりおか・こうじ)さんが1日、慢性心不全のため、大阪府高槻市内の病院で死去した。74歳だった。葬儀は近親者で行う。
専門は企業社会論。過労死が社会問題になりつつあった1988年、「大阪過労死問題連絡会」に参加。弁護士らとともに労災申請や訴訟などの支援に取り組み、現在は会長を務めていた。株主の立場から企業を監視するNPO法人「株主オンブズマン」の代表なども長く務めた。
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