12日午前11時半ごろ、山口県周防大島町家房で1歳11カ月の男児、藤本理稀(よしき)ちゃん=同県防府市=が行方不明になっていると、町役場を通じて柳井署に通報があった。県警などが捜索しているが、深夜になっても見つかっていない。
署によると、理稀ちゃんは家族で同町の曽祖父宅を訪れていた。午前10時半ごろに海水浴に行こうと、祖父と兄(3)と一緒に歩いて曽祖父宅から約400メートル離れた海岸に向かったが、家を出て100メートルほどのところで1人で引き返した。
祖父は海岸に向かいながら、何度も振り返って理稀ちゃんの姿を見ており、曽祖父宅から20メートルほどのところまで歩いているのは確認していた。午前10時35分ごろには母親が他の2人の子どもと海に向かったが、理稀ちゃんと会うことはなく、行方不明になっていることがわかったという。
理稀ちゃんは白地に袖が赤色の長袖シャツ、星柄の入った緑色の海水パンツを着て、水色のサンダルを履いていたという。