中国・上海市中心部の繁華街「南京東路」で12日夜、歩道に面したアクセサリー販売店の看板が落下し、9人が下敷きになり、うち3人が死亡した。
事故を目撃した近くに住む男性によると、当時台風の影響で雨が激しく降っており、看板の下には大勢の人が雨宿りをしていたという。看板はプラスチック製で、壁に固定するために設置した鉄柱も一緒に落下した。男性は「看板は老朽化しており、前から危険だと思っていた」と話した。
現場は外国からの観光客にも人気の観光名所・外灘(バンド)の近く。在上海日本総領事館によると、日本人の被害情報はないという。(上海=宮嶋加菜子)