神奈川県警相模原署は相模原市中央区で、特殊撮影用の火薬約400グラムを含む花火約25発など(合計約3万8千円相当)が盗まれる被害があったと14日、発表した。
署によると、13日午後11時半ごろ、同区矢部1丁目のファミリーレストラン駐車場に駐車していた花火師の男性(38)から「花火がなくなった」と110番通報があった。盗まれたのはジュラルミンケースに入った火薬50グラムを含む花火が2発、30グラムが6発、15グラムが5~7発などで、ケースごと盗まれたという。ケースには点火装置も入っていたが、使用には専門知識が必要で、ライターやマッチなどでは着火しないという。
14日午後3時半ごろ、東京都町田市内の路上で、散歩中の男性が、ケースを見つけ、警察に届け出た。花火や点火装置などすべてが入ったままだったという。
署の担当者は「ジュラルミンケースだったので、金目のものが入っていると思って盗んだのではないか」と話している。(田添聖史)