全日空は5日、機内で客とトラブルになりけがをさせたとして、パリ支店長の50代の男性社員を諭旨免職の懲戒処分にしたと発表した。取締役会長と同社長も役員報酬20%減額(1カ月)とした。
支店長は3日午前7時40分ごろ、パリ発羽田行き全日空216便のビジネスクラス席で、隣に座っていた50代女性客とトラブルになり、首にけがをさせたという。支店長は出張中で、ワインやシャンパンを計6杯飲んでおり、酒に酔った状態だったという。
全日空は再発防止策として、グループ社員の自社グループ機内での飲酒を当面禁止することにした。