経団連が2021年春採用からの就職活動の指針廃止を決め、60年以上続く経済界主導の「就活ルール」に終止符が打たれることになった。今後は政府主導に移るが、大学や中小企業からはルールの存続を求める声が相次ぐ。一方、学生たちの評価は割れている。 就活新ルール、政府主導で作成へ 経団連の指針廃止で 「内定式といえば10月」変わるかも 採用指針が形骸化 さらなる早期化・長期化に懸念も 「就職活動に関する一定の秩序が失われ、学生、企業の双方に大きな混乱が生じることを強く危惧する」 経団連が就職活動の指針を廃止したことを受け、大学関係者でつくる就職問題懇談会座長の山口宏樹・埼玉大学長は批判する声明を出した。大学と企業が互いに尊重する「枠組みが不可欠」とし、「政府による対応の打開を期待したい」という異例の要請も加えた。 現在の指針では、企業説明会などの広報活動は大学3年の3月、面接などの選考は大学4年の6月に解禁されてきた。実態は企業の「解禁破り」が続き、就活は早期化・長期化されてきたが、大学側には、指針すらなくなるとさらに前倒しが進むと懸念する。 中央大キャリアセンターの池田浩二副部長は「経団連企業もルールを守らなくてもよくなれば、学業への影響が出る。大学と企業側でルールをつくるべきであり、経団連は無責任だ」と語る。前倒しに対応するため、同大は1、2年からインターンシップ(就業体験)に参加するプログラムを昨年から始めた。専修大就職部の高橋力部長も「新卒一括採用を続ける限り、一定のルールは必要。企業にどう守らせるかが課題だ」と話す。 一方、「新卒一括採用を見直す一歩になる」との意見もある。国際教養大の三栗谷俊明キャリア開発センター長は「多様な人材が求められると言われるが、現状は新卒一括採用が主流。国際社会で競う企業は多様な採用が必要。学生も、新卒の1回のチャンスだけでない方が選択が広がる」と指摘する。 学生たちはどう受け止めるのか… |
どうなる就活? 新ルール政府主導、学生の評価割れる
新闻录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语
相关文章
「同じ」に縛られた日本、#KuToo運動で変われるか
三途の川、群馬に流れていた 知らずに行き交う1万人超
耳に残る雑音、声の主は誰? 1年前の不意に切れた電話
思わず二度見? 立体になった錯視の世界
時代錯誤の「恩赦」抜けない刀にすればいい 小林節さん
「令和元年」の100円と500円製造開始 記念金貨も
シャンシャン取材記者の個人情報 上野動物園が誤送信
ドコモショップ、女性店員のヒール全廃へ スニーカーに
元日本兵の遺品返還 米国から広がった取り組み、半世紀
原発の地震対策、規制強化へ 九電川内・玄海など影響か
梅雨空に咲く「アンブレラフラワー」 名古屋の商業施設
夏の汗 気になるあせも・臭い…対策は?
踏切出られぬ車、バス運転手が救う とっさの判断に称賛
謝りたい母へ、見せたかった初のフライト「喜んだかな」
米兵の父が戦死、母はきばって男親役を 草刈正雄さん
お盆を捨てたアキラ100% 夢をかなえた意外な実力
愛情込めたホオズキ、大分で収穫中 浅草寺や新盆向けに
朝食はホットドッグかお握り G20、3万人の警備食は
1人乗り禁止レーン走る霊柩車「罰金なし」 米国で話題
渋谷駅上に47階ビル、秋開業 富士山望む屋上は予約制
これが財布?ガレージブランド発 小さくても機能的
町の銭湯、生き残り大作戦 湯気立てるのは番台のピザ窯
109店員が味わった地獄 15cm厚底ブーツ強制され
夢を求めて並ぶ朝 「サマージャンボ宝くじ」販売開始
羽田空港沖にクジラの死骸? 外洋から迷い込んだか










