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魚屋で受けた恩、尾畠さんの原動力「奉仕の種をまく」

作者:佚名  来源:本站原创   更新:2018-10-11 18:14:43  点击:  切换到繁體中文

 

行方不明になった男児を発見し、スーパーボランティアとして有名になった尾畠春夫さん(78)。月5万5千円の年金をガソリン代や食費などにあてながら、ボランティア活動を続けている。尾畠さん、お金に興味はないのですか?


活動費は年金から 風呂も断った尾畠さんが貫く信念



お金が好きです。世の中で3番目か4番目くらいに好きです。頂いたご恩をお返しするため、ボランティアをしたいので必要です。貯金はなく、月5万5千円の年金で生活していますが、やりたいことをやるのに足りるので十分です。1番大事なものは健康で、2番目は愛です! 子どもが「お父さん」、5人の孫が「おじいちゃん」と言ってくれる瞬間と、人と会って話をしている時が幸せです。


食べるものがなかった戦後、小学5年生の頃に母を亡くしました。栄養失調だったと思います。41歳でした。その後、7人兄弟の真ん中の私だけ農家に奉公に出されました。大飯ぐらいだったので、食う人数を減らすためだったんでしょう。必死に働き、馬の餌を横から盗み食いしていました。


学年で私だけ、中学にほとんど通えませんでした。「卒業証書はいりません。体で飯を食うていく」と担任の先生に言ったんです。でも先生は自分の首をかけて、出席日数を改ざんして卒業証書を渡してくれました。うれしかったですね。


卒業後、大分県別府市の魚屋で生活しながら働き始めると、白米のご飯、炊いた魚が山盛りで出てきた。旅館かと思い感激しましたね。そこで3年、山口県下関市でフグを取り扱う修業を3年しました。


その後、神戸に出ると、ある魚屋で「店員募集 保証人2人 履歴書」という貼り紙を見つけました。保証人はいないし、雇ってもらえないと思いましたが「修業させてもらえませんか」とお願いしました。ハモやタチウオをさばいてみろと言われ披露すると、「今から働け」と。親方にいくら欲しいのかと聞かれ、「仕事ぶりで決めて下さい」と伝えると、別府では月に200円、下関は300円だったのに、6千円もくれました。びっくりしましたよ。


同じ年だけどその店で6年働い…



 

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