AKB48が人気を博した2010年ごろから女性アイドルグループの誕生が相次ぎ、群雄割拠の様相を指して呼ばれるようになった「アイドル戦国時代」。しかし最近はグループの解散が相次いでいる。戦国の終幕は、果たして焼け野原か、はたまた天下統一か。
10月7日、東京・新宿のライブハウスで、女性2人組みの「バニラビーンズ」の解散公演があった。公演中のトークでアイドル評論家が「名脇役」と評したように、近年各地で開かれるアイドルフェスティバルの常連だった。北欧を意識したコンセプトで07年のデビューから息の長い活動を続けてきが、今年に初の全国ツアーを終えると「10年一区切り」を理由に解散を決めた。満員の観客に、メンバーは「私たちは終わるけど、アイドルはこれからもいい音楽を届けてくれます。アイドルシーンを応援してください」と呼びかけた。
9月22日には、デビューシングルCDが女性グループ史上初のオリコン週間ランキング1位を獲得した「PASSPO☆」が、同24日には、NHKの朝ドラ「あまちゃん」の劇中歌を歌唱した「ベイビーレイズJAPAN」も解散するなど、最近は戦国を駆け抜けたグループの解散が相次いでいる。
アイドルライターの岡島紳士さ…