「110番の日」の10日、タレントの稲村亜美さん(22)が警視庁本部(東京都千代田区)で一日通信指令本部長を務めた。
稲村さんは110番通報の受理や無線指令を模擬体験。特殊詐欺事件を想定した110番通報では被害者の居場所や状況、犯人の特徴などを聞き取り、「警察官がまもなく到着します。電話を切ってお待ちください」と応じた。稲村さんは「正確さや冷静さを保つのは大変だった」と話した。
警視庁によると、昨年の東京都内の110番通報は182万6306件で前年比4万3466件増。約3割が不要不急の内容だったという。警視庁は緊急ではない場合は警察相談専用の「#9110」の利用を呼びかけている。