本庶氏の指摘「心外」 オプジーボ開発の小野薬品社長——贯通日本资讯频道
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本庶氏の指摘「心外」 オプジーボ開発の小野薬品社長

ノーベル医学生理学賞に選ばれた本庶佑(ほんじょたすく)・京大特別教授との共同研究で知られる小野薬品工業。開発したがん治療薬「オプジーボ」は会社の業績を支える。相良暁(さがらぎょう)社長(60)が26日、インタビューに応じ、開発の苦労や本庶氏との関係を初めて朝日新聞に語った。主なやりとりは次の通り。


――本庶氏のノーベル賞受賞が決まりました。


「本庶先生の研究を1980年代からお手伝いしてきた。その果実でオプジーボが生まれ、患者さんに届けられた。私たちの仕事がノーベル賞という形で認められたのは喜ばしい」


――オプジーボの開発には苦労も多かったのでは。


「(オプジーボのしくみは)『キノコを食べたら、がんが治る』といった民間療法や迷信と同じような評価を受けていた。社内でも『がん治療薬はやらない』という不文律があった」


――その壁をどう突破?


「本庶先生の研究に着目していた社員の熱意だ。オプジーボの開発番号は『4538』。かりに抗がん剤をつくる場合、薬の開発番号は『7』で始まる数字をあてる社内のルールだった。社員は当時、経営陣にばれないように『4』(その他を意味する分類)から始まる番号で進めていた。誰もやっていないことに挑戦する社風も後押しした」


――開発を決めました。


「実際の患者で効果を調べる試験では、専門病院の先生から『こんな薬が効くと思っているド素人の会社に腹が立つ』と言われた。試験を受ける患者数も最初は少なかったが、運良く、すごくよく効く症例が出た。そこから医師たちの見る目が変わってきた」


――本庶氏は「小野薬品が基礎研究にあまり貢献していない」という趣旨の発言をしています。


「ちょっと心外だ。京大と小野薬品の間には(オプジーボ開発のきっかけになった)免疫細胞の表面にあるブレーキ役の分子『PD―1』の研究で、お互いがどういう貢献をしたかを記した署名入りの覚書がある。80年代から多額の研究費を提供してきた。特許にも、小野薬品のアイデアや功績が入っている」


――本庶氏は、ノーベル賞の賞…


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