生命保険会社の医療保険の「先進医療保障」で、白内障手術の支払件数が急増している。高齢化で患う人が増え、医療機関も「医療費負担が減る」と保険を使うことを勧めるなどして手術件数が増えた。支払いが生保の想定を大きく上回り、白内障手術を保障対象から外すなど、保険利用者のデメリットになる動きも出てきた。
先進医療では、費用が公的保険ですべてをカバーできない。高額の自己負担が必要になることもある。生保各社は自己負担分を保障する商品を月100~500円程度で販売しており、医療保険につける特約の形が多い。
こうした先進医療に保険が適用…