米商務省は29日、中国国有の半導体メーカー「福建省晋華集成電路(JHICC)」が米国の安全保障を脅かす恐れがあるとして、米側から部品などを輸出するのを30日以降、規制すると発表した。米中間の新たな火種になる可能性がある。
今後は、米企業からJHICCへのすべての輸出や技術移転に際し、米当局の認可が必要になる。
ロス商務長官は声明で「外国企業が米国の安全保障上の利益に反する行動をとれば、強く対処する」と強調。輸出規制によって「(JHICCによる追加生産が)米国の軍備に不可欠な部品の供給網を脅かすことのないよう、能力を抑えることができる」と主張した。
主に半導体のDRAMを製造す…