81歳の妻の首を絞めて殺害したとして、埼玉県警は6日、さいたま市大宮区大原7丁目の無職杵渕喜共(ききょう)容疑者(91)を殺人の疑いで逮捕したと発表した。
大宮署によると、杵渕容疑者の逮捕容疑は3~4日ごろ、自宅で同居する妻澄子さんの首を絞めて殺害したというもの。「間違いありません」と容疑を認めているという。
杵渕容疑者は4日午後2時25分ごろ、同市であった国際自転車レースを街頭で警備していた署員に「妻を殺してしまった」と自首。署員が杵渕容疑者宅を確認すると、澄子さんが洋間の床に仰向けの状態で倒れていたという。
澄子さんは搬送先の病院で死亡が確認された。司法解剖の結果、死因は首の圧迫による窒息死で、絞められた痕が確認できたことなどから5日夜に逮捕した。署が詳しい状況や動機を調べている。