千葉県柏児童相談所の支援を受けていた少女にたばこを買い与えたなどとして、県警は、柏児相の職員だった50代と30代の女性を未成年者喫煙禁止法違反の疑いで千葉地検に書類送検した。送検は14日付。2人はともに容疑を認めているという。捜査関係者への取材でわかった。
捜査関係者によると、2人は3月下旬、柏児相に一時保護されたことがある少女に千葉県内で面会した際、たばこ2箱とライターを買い与えた疑いがある。2人は当時、児童福祉司として柏児相に勤務していたという。
50代の女性は「少女から頼まれて買い与えた。軽率だった」などと話し、部下だった30代の女性は「上司が決めたことなので否定しなかった」などと話したという。県警が少女から別の相談を受けた際に打ち明けられたという。
県児童家庭課は2人の処分を「検討中」としている。