日産自動車の会長だったカルロス・ゴーン容疑者(64)と前代表取締役のグレッグ・ケリー容疑者(62)がゴーン前会長の約50億円の役員報酬を有価証券報告書に記載しなかったとして金融商品取引法違反の疑いで逮捕された事件で、東京地裁は30日、検察側の請求を認め、2人の勾留を12月10日まで10日間、延長すると決定した。
2人は、2014年度までの5年間のゴーン前会長の報酬について、実際は約100億円だったのに、有価証券報告書に約50億円と虚偽記載した疑いで、19日に東京地検特捜部に逮捕された。地裁は21日から10日間の勾留を認めていた。勾留延長は最長10日間で1回、可能となっている。