ダイヤモンドの輸出取引を装って消費税約3400万円を脱税したとして、東京国税局が熊本県合志市の障害者福祉施設運営会社「ベストトレーディング」と吉本健治代表(52)=東京都杉並区=を消費税法違反の疑いで東京地検に告発したことがわかった。
関係者によると、同社は2015年7月~16年2月、偽のダイヤを帳簿上では本物のダイヤとして仕入れ、香港などの海外に輸出したように偽装。商品を輸出すると国内で仕入れた時に支払った消費税が還付される輸出免税制度を悪用し、約3400万円の不正還付を受けた疑いがある。
吉本代表は弁護士を通じて「税金に関して無頓着だった。国税局の指示に従い修正申告した」などとのコメントを出した。