オーストラリア南部アデレードに住む102歳の女性、アイリーン・オーシェイさんが9日、スカイダイビングの「世界最年長記録」を更新した。補助役のインストラクターとともに笑顔を浮かべながら、4300メートルの高さから時速220キロで飛び降りた。
スカイダイビング会社のSAスカイダイビングや地元紙アドバータイザーによると、オーシェイさんは100歳の誕生日と昨年もスカイダイビングに成功。102歳193日だった9日はアデレード近郊で、米国の男性が持つ最年長記録に挑戦。21日分、上回った。興奮したかと聞かれ、「普段と同じ気分だった。長生きできたら、105歳でも飛びたい」と語った。
今回は、オーシェイさんの娘が10年前に亡くなる原因となった神経系の難病、運動ニューロン疾患(MND)の研究費などの寄付集め〈
https://au.gofundme.com/irene-mndsa-world-record
〉のイベントとして企画した。地元の患者支援団体「MND南オーストラリア」に寄付される。(シドニー=小暮哲夫)