酒気帯び運転で歩行者を転倒させ、けがを負わせたとして、大阪府警は16日、府警装備課の主任、大和(やまと)良彰容疑者(44)=大阪府太子町春日=を道路交通法違反(酒気帯び運転)と自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)容疑で現行犯逮捕し、発表した。「近いのでばれないと思った」などと供述しているという。
監察室によると、逮捕容疑は16日午前0時半ごろ、太子町太子の片側1車線の府道で、酒気帯び状態で乗用車を運転し、歩行者の男性(63)と接触。男性を転倒させて頸椎(けいつい)ねんざなど約2週間のけがを負わせたというもの。
事故後、その場で自ら119番通報。呼気1リットルあたり0・6ミリグラムのアルコールが検出されたという。大和容疑者は15日午後7~11時に缶ビール2本、焼酎の水割り3杯を飲み、約3・3キロ離れた駅まで妻を迎えに行った帰りだった、と説明しているという。
収賄、詐欺、窃盗…
大阪府警の警察官や職員の逮捕者は今年これで15人となり、記録が残る2002年以降最多だった10年の8人を大きく上回り、最悪を更新し続けている。内部ではその都度「綱紀粛正」が叫ばれるが、歯止めが利かない状況に陥っている。
府警によると、逮捕容疑の内訳…