岐阜県は25日、同県関市の養豚場の豚から、豚(とん)コレラウイルスの陽性反応を確認したと発表した。9月に国内で26年ぶりに岐阜市の養豚場で確認されて以来、飼育施設の豚やイノシシで感染が確認されたのは6例目。殺処分対象の豚は7547頭で、これまでの10倍以上となる。
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どこから感染?止まらぬ豚コレラ
県によると、県の検査で25日未明、養豚場の豚2頭から豚コレラウイルスの陽性反応が出た。
県は25日午前7時から、家畜伝染病防疫対策本部員会議を開いて対応を協議。殺処分の対象がこれまでより多いため、今後90時間以内に豚を殺処分し、270時間以内の1月3日に埋却や施設の消毒を目指す。また、県は自衛隊に災害派遣を要請。防疫措置に自衛隊員約1600人の協力を受ける。
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