名古屋市内で30日午後、未遂も含め7件のひったくり事件が起きた。愛知県警によると、いずれもバイクで背後から近づいてきた犯人にかばんなどを取られたり、奪われそうになったりしたという。
午後2時50分ごろ、中区大須1丁目の路上で会社員女性(45)が、男に手提げかばんを奪われた。中署によると、かばんには現金約2千円などが入っていたという。
午後6時10分ごろには瑞穂区内方町2丁目で、自転車に乗った女子大学生(22)が男に手提げかばんを奪われた。瑞穂署によると、かばんは自転車の前かごにあり、中にはかぎやアルバイト先の従業員証などが入っていたという。
約1時間後には、中村区中村中町2丁目で、会社員女性(35)が手提げかばんを奪われそうになった。そのすぐ後に、現場から700メートルほど離れた同区名楽町5丁目でも、アルバイト女性(26)が、かばんを奪われそうになった。中村署によると、いずれも犯人は男でフルフェースのヘルメットをかぶっていて、自転車の前かごからかばんを取ろうとしたという。
午後8時15分ごろには、西区上名古屋3丁目で、会社員男性(29)が性別不明の人物に自転車の前かごから手提げかばんを奪われた。西署によると、犯人はフルフェースのヘルメットをかぶっていたという。
午後10時15分ごろには、北区平安2丁目でパート従業員の女性(41)が性別不明の人物に自転車の前かごから手提げかばんを取られた。北署によると、かばんにはクレジットカードや携帯電話が入っていたという。
45分後には、千種区田代本通2丁目で医師女性(28)が男にトートバッグを奪われた。千種署によると、バッグには現金約1万2千円などが入っていたという。