8日午前10時半、日産自動車の前会長カルロス・ゴーン容疑者(64)が公開の法廷に姿を見せる。昨年11月の逮捕から51日目。厳重な警備態勢が敷かれる中、注目の法廷の傍聴券を求めて約1100人が長い列を作った。
カルロス・ゴーン もたらした光と影
ゴーン前会長に対して、勾留理由の説明がなされる東京地裁425号法廷は「警備法廷」と呼ばれる。不測の事態を避けるために、柵と傍聴席の距離が通常の法廷よりも離されている。
傍聴席は42。記者席や、弁護人の要請で前会長に関係する大使館関係者に用意された席をのぞいた一般傍聴席は14だ。この席の傍聴券を求めて1122人が並び、倍率は約80倍となった。
抽選の列には、海外メディアの…