食物アレルギーがある人でも安心して食べられる料理のレシピを日本ハム、ハウス食品、永谷園、オタフクソースの食品メーカー4社が共同開発した。業界初の試みで、卵、乳、小麦など特定原材料7品目を使わない各社の商品を組み合わせて6品のレシピを作成。10日から、それぞれのホームページで公開した。
「くり抜きカレーパン」は、小麦不使用の米粉パン(日本ハム)と、乳を使わないカレー(ハウス食品)などを組み合わせた。アレルギーの有無に関わらず大人数で楽しんでもらおうと、ピザやパンケーキなども用意したという。4社は今後も共同開発を続ける。
文部科学省が全国の公立小中高校を対象に実施した調査によると、児童生徒の食物アレルギー病有率は2013年で4・5%。04年の調査より1・9ポイント増えた。(筒井竜平)