串カツ田中ホールディングスは26日、東京・亀有のショッピングセンター(SC)内に持ち帰りの専門店をオープンした。外食にとどまらず中食での利用を定着させ店舗数を拡大させるねらいだ。
総面積20平方メートルの店舗内で調理した串カツを提供する。客はショーケースに並んだ商品から選ぶ。串カツ18種のほか、コロッケや馬肉の燻製(くんせい)「さいぼし」などを販売する。アルコール類は販売しない。住宅地に近いSCに出店し、ファミリー層による夕食の総菜としての利用を見込む。
ライフスタイルの変化に伴い中食市場の伸長が続いており、持ち帰りを強化する外食企業が増えている。近藤昭人取締役は「この店舗の実績をみて、地方都市でも展開したい」と話す。