エア・ドゥは16日、40代の機長ら3人のパイロットが、社内規定で定めたアルコール検知器を使った飲酒検査をせずに14日午前8時25分新千歳発中部行きに乗務したと発表した。機長は「検査を失念していた」と話しているという。
ほかのパイロットは30代の副操縦士と訓練生。副操縦士が途中で気づき、中部空港到着後の同10時40分ごろに検査をした。いずれもアルコールは検知されなかったという。3人はその後の2便にも乗務したという。
同社では、パイロットの飲酒問題が相次いだことを受け、昨年12月18日から検知器での検査を義務化。社内規定で乗務前12時間以内の飲酒も禁止しており、副操縦士と訓練生は前日に飲酒していたが、いずれも違反はなかったという。
同社は現在、3人を乗務停止としている。