フランスの政府観光局にあたる「フランス観光開発機構」(日本事務所・東京都港区)と熊本県が16日、「国際観光交流の促進に関する覚書」に調印した。フランス大使館で開かれた調印式にはローラン・ピック駐日大使、蒲島郁夫熊本県知事らと並んで熊本県営業部長のくまモンも出席。くまモンの似顔絵が入ったボールなどを手渡し、日仏友好をアピールした。
くまモンは、2013年以来毎年訪仏していて、17年にはフランス観光親善大使にも任命された。ピック大使は、会見でくまモンの活躍に触れ「熊本とフランス双方で互いの魅力を発信し、winwin関係をつくってくれた」と紹介。いつもはやんちゃなくまモンだが、この日は神妙な面持ちで話に聴き入っていた。
今年は熊本県でハンド女子世界選手権や、ラグビーW杯の一部の試合が行われ、それぞれフランス代表チームが出場することなどから、両者の交流・連携を深める覚書を結ぶことになった。