20日まで開かれた2019年秋冬のパリ・メンズコレクションにはロエベ、セリーヌといった注目ブランドの参入が相次ぎ、新鮮さと華やかさが生まれた。音楽やストリート文化との融合、性差を超える傾向が更に進み、各ブランドの持ち味が際立った。 メンズファッションの発表の場は、パリへの一極集中が進んでいる。 気鋭のデザイナー、ジョナサン・アンダーソンを擁して初のパリ・メンズに臨んだロエベ。一見ボトムスにも見える独特のロングブーツ、ジャケットの上から羽織ったブルゾンなど、伝統あるブランドの新たな挑戦を感じた。 かつてディオールやサンローランのメンズを担当した人気デザイナー、エディ・スリマンが就任してメンズを開始したセリーヌ。タイトな上半身のサイズ感で、両手をポケットに突っ込む姿は得意のスタイルだが、ボトムスのシルエットは比較的緩やかだ。 ジル・サンダーもパリでショーを開催。異なる色柄を合わせたニットは上品だが、どこかスポーティーで現代的なサイズ。デザイナーの1人、ルーク・メイヤーは、ストリート系の米人気ブランド、シュプリーム出身だ。街や音楽の文化とファッションとの融合は近年のファッションの大きなトレンドになっている。 その象徴が、ヴァージル・アブローが手がけるルイ・ヴィトン(LV)。大柄な千鳥格子の模様は、よく見るとアフリカ大陸の形。今回のコレクションは没後10年を迎えたマイケル・ジャクソンがテーマで、アフリカ系の先人へのオマージュだ。 アブローがLV以前からデザインを手がけるブランド、オフ・ホワイトでは大胆なデザインのスニーカーや透明なスーツケースなど他ブランドとの協業アイテムが次々と完売しており、LVの売り上げも好調。今回、初参加で挿し色をうまく使っていたヘロン・プレストンもアブローの友人で、既に若者から人気だ。 ファッション誌「スワッグオム」の奥澤健太郎編集長はアブローについて「ファッションの世界で次々と革新的な試みを成功させており、それが更に若い世代を熱狂させている」と分析する。 新しい流れを受け入れる土壌として、ミラノよりも自由なイメージのあるパリがふさわしいと考えられているようだ。日本の高級セレクトショップのバイヤーは「パリに来たら、今のメンズファッションの8割以上は把握できる。ここ数年、ミラノは行かなくなった」と話した。 ■ジェンダーレス深化、高級メゾ… |
初参加ブランド続々、花の都に一極集中 パリメンズコレ
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