千葉県東部の沿岸部で昨秋、女性の遺体の一部が切断された状態で見つかった事件で、県警は近く、女性の長男の山田基裕(もとひろ)容疑者(38)=死体損壊・遺棄の罪で起訴=を殺人容疑で再逮捕する方針を固めた。母親に急死するような持病がないことなどから、山田容疑者が殺害した疑いがあると判断した。捜査関係者への取材でわかった。
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捜査関係者によると、山田容疑者は昨年9月下旬ごろ、同県八街市の自宅で、同居していた母容子さん(当時75)を何らかの手段で殺害した疑いがある。山田容疑者は容子さんの遺体をのこぎりなどで切断し、同県大網白里(おおあみしらさと)市や周辺に捨てたとして昨年11月に死体損壊・遺棄容疑で逮捕され、12月に起訴されていた。