昨年1年間に懲戒処分を受けた警察官・警察職員は257人で、前年より3人少なかった。6年連続の減少で、統計が残る2000年以降で3番目に少ない。セクハラや盗撮などの「異性関係」が約3割を占め、最も多かった。警察庁が7日発表した。
処分別では免職38人(6人増)、停職64人(8人減)、減給126人(4人増)、戒告29人(5人減)。理由別では「異性関係」が94人(11人増)で、「窃盗・詐欺・横領など」55人(2人減)、「交通事故・違反」36人(4人減)が続いた。「異性関係」の内訳は、盗撮19人、強制わいせつ15人など。セクハラは19人、パワハラは7人だった。大阪府警富田林署で留置中の男が逃走した事件に関連して7人が処分された。
逮捕された警察官・職員は前年比12人増の73人で、うち1人は殺人容疑だった。滋賀県警の元巡査が、交番で上司を拳銃で撃って殺害したとして殺人などの罪で起訴された。