飲料大手のコカ・コーラボトラーズジャパンホールディングスは14日、45歳以上の社員を対象に希望退職者700人を募集すると発表した。人手不足による物流費の上昇で利益の確保が難しいことが理由で、人件費を約50億円削減する見込みという。
同社グループの従業員は約1万7千人。来月11日から28日まで募る。退職金に加え、特別退職加算金を支給するほか、再就職を支援する。
同社は主力の「コカ・コーラ」などの大型ペットボトル商品の希望小売価格を4月1日出荷分から20円値上げし、収益性の改善を急ぐ。14日に発表した2018年12月期決算(国際会計基準)は売上高が前年比10・8%増の9273億円だったが、純利益は前年比53・9%減の101億円だった。(長橋亮文)