ロンドンからシリアに渡り、過激派組織「イスラム国」(IS)の戦闘員の妻となった女性について、英政府は19日、英国籍を剝奪(はくだつ)したと、女性の家族に伝えた。英メディアが伝えた。女性は17日に難民キャンプで出産したばかりで、帰国を希望していた。家族は法的な異議申し立てを検討しているという。
シャミマ・ベグムさん(19)は2015年、家族と住むロンドン東部を離れてシリアに渡った。オランダ出身のIS戦闘員と結婚。最初の2児は病気や栄養失調で死亡した。ISが最後の拠点とするシリア東部の町にいたが、西側諸国の支援を受けた反体制派からの攻撃が激しくなり、妊娠中の第3子の今後を心配して、3週間ほど前にシリア北東部の難民キャンプに逃れたという。
本人は帰国して子どもと静かに…