バスケットボールの男子日本代表が24日(日本時間25日未明)、ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の最終節でカタールを破り、本大会への切符をつかんだ。予選を突破しての出場は1998年大会(当時世界選手権)以来21年ぶり。国際バスケットボール連盟(FIBA)による2014~15年の国際制裁以降、日本のバスケット界立て直しに尽力してきた前日本バスケット協会会長の川淵三郎・日本サッカー協会相談役(82)に思いを聞いた。
バスケット男子、13年ぶりW杯出場決める 五輪に前進
――日本代表がW杯出場を決めた。自力では実に21年ぶりの快挙。
「本当によかった。途中はどうなるかと思うことばかりだったが、よくぞここまで来てくれた」
「アジア2次予選の最終戦を戦ったカタールの首都ドーハは、私にとってどうしても『ドーハの悲劇』を思い出してしまう場所。1993年にサッカー日本代表がイラクに敗れて、W杯初出場を目前で逃した悲しい記憶だったが、今回、バスケット日本代表が『ドーハの歓喜』に塗り替えてくれた」
――21日に戦ったイランと24日に戦ったカタールは、今年1月から開催されたサッカー・アジア杯の準決、決勝で日本代表が戦った相手でもあり、ファンの間で話題になった。
「富樫勇樹選手(千葉)も(カタールに対して)『サッカーのリベンジをする』って言っていたのを報道で知ったんだけれど、そういうふうに思ってくれるのはすごくうれしかった」
――最終節は全選手がBリーグ…