女子バスケットボールの第20回Wリーグは24日、愛知・スカイホール豊田でプレーオフ準決勝(2戦先勝方式)の第2戦2試合が行われ、11連覇をめざすJX―ENEOS(レギュラーシーズン1位)がデンソー(同4位)に80―60で快勝し、2連勝で決勝進出を決めた。トヨタ自動車(同2位)は第3クオーター(Q)に3点シュートなどで三菱電機(同3位)を引き離し、75―65で逃げ切って25日の第3戦に持ち込んだ。
11連覇へ自信
JX―ENEOSが悠々と決勝へ進んだ。レギュラーシーズンと同様に25歳の藤岡、20歳の梅沢が先発。若手が渡嘉敷ら実力者に加わったメンバーで、第1、2戦とも試合開始から攻守にデンソーを上回った。試合の流れが悪くなると、日本代表で活躍した31歳の吉田が入って立て直し、つけいる隙を与えなかった。
昨季、前身の日本リーグ時代からシャンソン化粧品が果たした10連覇に並んだ。決勝へ向けて主将の吉田は「ディフェンスからブレークのJXのバスケットをするだけ」。初の11連覇(チーム名がJOMO、JXの時代を含む)へ自信ありげだった。