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沖縄を動かした若者 「対話」求めて署名集め、ハンスト

沖縄県民投票の原動力となったのは、「基地のことを話そう」と呼びかけた若者たちだった。


沖縄県民投票、経緯まとめ読み


本土との溝、基地問題の行方は…沖縄はいま


引っ張ったのは「『辺野古』県民投票の会」代表の元山仁士郎さん(27)。24日夜、那覇市内で報道陣に「初めて基地のことを話し投票に行く人がいた。沖縄の民主主義が発展する一歩になった」と喜んだ。


米軍普天間飛行場がある宜野湾市で生まれ育った。基地へのスタンスが違う父と母は政治の話はしない。「対立する大人たちは疲れ、若者は距離をおき、県民が基地について話すことを避けている」と感じていた。


「対話のため、何か新しいことができないか」


2017年末ごろ、大学教授から住民投票について教えられ、東京の大学院を昨年4月から休学。沖縄に戻って、県民投票をめざすための会を立ち上げた。


県民投票は元々、翁長雄志(おながたけし)前知事の支持者らが検討していたが、浮かんでは消えていた。相談した沖縄の政治学者は「移設賛成が上回る可能性があり、リスクが大きい」と否定的だった。それでも、元山さんは進んだ。政治学者は「『賛成でも反対でもいい。議論の場をつくりたい』という非常に強い意思だった」と振り返る。


会のテーマは「話そう、基地の…


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