東京・渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで、4月14日まで「クマのプーさん展」が開かれている。英国の作家A・A・ミルンと挿絵画家E・H・シェパードの共作で生まれた「クマのプーさん」。原画や資料からは、シェパードが物語を描くにあたって独自の皮肉やユーモアを加えたことがわかる。 ウサギの家で食べ過ぎて玄関から出られなくなったプーのために、クリストファー・ロビンが本を読む場面。脱出するためやせるのを待っているという設定にもかかわらず、開かれているページには「ジャム」の文字がある。動物たちが連なってプーを穴から引っ張り出すシーンでは、触れることができないハリネズミがまじっていたり虫がまじっていたり…。 ビクトリア・アンド・アルバート博物館のアレックス・スティット展覧会担当部長は「シェパードの絵は見るものというより、読み取るものと言えるのではないか。原画は、今回を逃すと今後10年以上は見られなくなる。この機会を逃さないでほしい」と語る。ユーモアあふれるプーさんの世界をぜひ会場で堪能してほしい。一般1500円など。 |
クマのプーさん展 原画で味わう独自のユーモア
新闻录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语
相关文章
幻聴アート、男の声に絵筆を導かれ 「迷いがなくなる」
シャネルやディオール彩る伝統の技、私でも 世界が一変
男性社会に飛び込んだ女性画家 「遅れる牛」に自ら重ね
シャガール、ゴッホ、モネ… 所蔵する建材会社の名は?
焼き溶かす快感 人生を変えた立体アート
米国の美術館も大盛況 日本の竹工芸が海外で高い評価
新パン線にアボカ島…朝ドラでも注目、ミニチュア世界
現代サーカス、心躍る過疎の山村 廃校舞台に聖地づくり
クリムト展、来場者20万人超え 黄金の作風で魅了
苦境の美術館・博物館を救うパトロンは…6千万円調達も
安藤建築の原点がここに 神戸でギャラリー開館へ
マネ最晩年の傑作も来日 コートールド美術館の企画展
3千いいね!写真で表現 カメラマンが着目したのは瞳
「時間」をアートにすると…「具体」元メンバーの現在地
「男性優位な美術業界に一石」 津田さん池上さん語る
国内初の公立現代美術館の30年 オノ・ヨーコの作品も
ビルの壁画アートに脚光 きっかけは女性愛好家 名古屋
クリムト、作品に込めた「人生」 黄金様式と風景画
大賞に「その女、ジルバ」 「水準高い」手塚治虫文化賞
しわくちゃにした紙が星空に… 虚と実の間に広がる世界
しわくちゃにした紙が星空に… 虚と実の間に広がる世界
光る海の美しさ 水中写真の公募展、受賞作品決まる
あいちトリエンにも#MeTooの潮流 作家男女半々に
一歩ごと景色変わる「旅」 旧生糸検査所に散歩においで
クマのプーさん展に10万人 挿絵原画200点超を展示










