入居が始まってから約半世紀がたった多摩ニュータウン。「住みやすさ」を求めて街のリニューアルが動き出している。
多摩ニュータウン半世紀、「憧れの地」支えるネコサポ
老い楽しむ歌、団地カフェ満席 人影消えた街、交流の場
バス運転手はハンドルを握っていない。走行中、人が座席から立つと注意の音声が流れた。人工知能(AI)が危険を感知したのだ。
2月12日、多摩ニュータウン(NT)にある東京都多摩市豊ケ丘、貝取地区で、東京都などが自動運転バスの実証実験をした。自動運転が実現してバス会社の採算性が良くなれば、幹線道路だけでなく家の近くまで細かくルート設定でき、高齢者の外出が容易に――。最新技術を駆使して、こんな未来が訪れることを思い描く。
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「脱オールドタウン」の挑戦は官民で進んでいる。
住宅供給の役割を担う都市再生…