日本航空グループのジェイ・エアは7日、大阪(伊丹)―隠岐を5日に往復した2便の男性副操縦士(31)が、出発前のアルコール検査を実施せずに乗務していたと発表した。
JAL子会社の整備士、飲酒検査で替え玉
同社によると、副操縦士は検知器による2回の検査を忘れ、立ち会い検査者や機長も気づかなかった。出発後、検査者が空港備え付けの記録簿に結果が書かれていないことに気づいて分かった。副操縦士は「24時間前禁酒を守り、アルコールは摂取していない。機長が途中交代するスケジュールで通常より多い準備に意識を取られ失念した」と話したという。(永井啓吾)