千葉県野田市の小学4年、栗原心愛(みあ)さん(10)が自宅で死亡した事件で、県警は8日、心愛さんが2017年11月に県柏児童相談所へ一時保護される前にも暴行を加えていたとして、父親の勇一郎容疑者(41)=傷害致死と傷害の罪で起訴=を暴行容疑で再逮捕し、発表した。勇一郎容疑者から押収した記録媒体に暴行を疑わせる静止画が残っていたという。
発表によると、勇一郎容疑者は同年11月上旬ごろ、自宅で心愛さんの頭を手で殴るなどした疑いがある。「覚えていない」と容疑を否認しているという。
心愛さんは同年11月6日、野田市の小学校のアンケートで「お父さんにぼう力を受けています」と訴え、担任が「あたま→なぐられる 10回(こぶし)」と聞き取った内容を余白に書き込んでいた。右ほおにあざがあったため、心愛さんは翌7日から12月27日まで柏児相に一時保護された。