千葉県野田市の小学4年、栗原心愛(みあ)さん(10)が虐待を受けた後に死亡したとされる事件で、県警は18日、父親の勇一郎容疑者(41)=傷害致死と傷害の罪で起訴=を強要の疑いで再逮捕し、発表した。容疑を否認しているという。逮捕は4回目。
県警によると、勇一郎容疑者は1月5日ごろ、自宅で心愛さんを「ごめんなさいって言うならやれよ」「邪魔だから行けっつってんだよ」などと脅迫。首を横に振って嫌がる心愛さんの服をつかんで廊下に引っ張り出し、浴室に追いやって立たせ続けるなどした疑いがある。また、昨年7月にも自宅で心愛さんに嫌がることをさせた疑いがある。勇一郎容疑者が撮った動画と静止画から裏付けたという。
一方、千葉地検は同日、勇一郎容疑者を暴行罪で起訴した。起訴状によると、2017年11月上旬ごろ、自宅で心愛さんの頭を手で殴るなどしたとされる。